悠悠自適

筋トレ・読書・ダイビング。心の赴くままに好きなことを好きなように紹介させていただきます。

ググレカスの功罪

26日放送の「林先生が驚く初耳学」で、林先生が展開した「ネット検索ばかりしているとバカになる」という持論がtwitterなどで賛否両論をよんでいるそうです。

その根拠として林先生があげているのが、読書時間ゼロの学生と1日2時間以上読書をする学生に同じ内容で小論文をかかせると、その内容に決定的な差が表れたという研究結果らしいのですが…。

 

いや、読書時間ゼロ=ネット検索ばっかりとは言えないでしょとか、比較条件がだいぶざっくりすぎでしょという突っ込みはありつつ、言いたいことは分からなくもない。

多分林先生が言いたいのは、「本」ていうのは色んなジャンルがありつつも、基本的に一冊を通して作者が伝えたいことを表現しているので、読書をする=言いたい事の全容を読み解く技術が身に着く。

でもネット検索っていうのは断片の知識がちらばっているだけなので、「わからない!調べる!」→知りたいことだけ知って満足、その後「考えない」し、断片的な知識で満足しちゃうから、体系だった論理展開をできない、とか多分そういうことを言いたいんだろうなーと思います。

 

で、それに対して思うのは、「言いたい事もわかるが、暴論すぎ」。

インターネットっていうのはただのツールなんですよね。

だって例えば包丁っていう道具に対して、「1か月間毎日包丁を使っている人間と、使っていない人間ではケガをする確率にはなはだしい差があった。つまり包丁を使うというのは危険な行為である」って言われたら、多分全員「何言ってんのコイツ」って思いますよね。

包丁はただの道具であり、使い方を誤ればケガをするのは当然のことで、ケガをするのは使い方が間違っているからにすぎない。

 

ネット検索もまとめサイトも同じで、たとえば私が「はてなブログでおすすめのカスタマイズ」ってググったとして、まとめサイト的なものでおすすめカスタマイズ集をみたとしましょう。

私ははてなブログの完全な初心者なので、カスタマイズをしようにもまず「何ができるのか」もわからないけど、まとめサイトを見る事で「何ができるのか」がわかる。

まとめサイトに載っている事例のどれをやる・やらないは自分の取捨選択の問題だし、まずはやってみてそこから更にカスタマイズしていくなら…その使い方、バカになりますかね。

林先生の言い方でいえば、はてなブログの公式ガイダンス的なものに1~10まで目を通すべき?

勿論それも一つの方法でしょうけど、この場合せっかく先人の知恵があるならそれを「いかに活かすか」も技術やセンスの一つだと思います。

 

が。半面、確かにいろんなブログやらtwitterやらテレビやらをみると…「活かす」んじゃなくて短絡的に「パクる」ことしか出来ないというか、やらない人って多いなぁというのもまた事実。

 

ただパクって形だけなぞれば満足しているのであれば、それは確かに正直「馬鹿になる」と言われてもおかしくないですよね。

ただ、個人的にはその発言を…予備校とはいえ「先生」と呼ばれる立場の人がしているのがとても引っかかります。

だって今の時代に「ネット検索ばっかりしてるとバカになる―」って言われて、じゃぁインターネットやめて読書しよう!ってなる人、どれくらいいますかね。

ならないでしょ、便利だもん。(笑)

まぁ林先生はあくまで予備校の国語の先生なので、お金もらってるのは「国語を教える」って範囲だけだと言われればそれまでですが、今のデジタルネイティブ世代に「教える立場」として接するなら、一概に馬鹿になるってけなすんじゃなくて、

 

「検索して出てきた情報はあくまで一つのインプットにすぎない。その真偽を考え、自分なりに判断し、自分なりに取り入れるかどうか考えるのが大事なことだよ」

 

って教えてあげてほしいな、と思うイグチでした。